人生に絶望したら『夜と霧』を読みなさい
〈わたしたちは、おそらくこれまでのどの時代の人間も知らなかった「人間」を知った。では、この人間とはなにものか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とは、ガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ〉
ヴィクトール・E・フランクル
- 作者: ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2002/11/06
- メディア: 単行本
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アラン・レネが監督した32分のドキュメンタリーの『夜と霧』もある。フランクルと同じくアウシュビッツ強制収容所を題材にしている。衝撃的で絶望的な気分になる傑作だ。人類がどこまで愚かで残酷なものなのか、たった32分で体験できる。戦争を始めたい政治家、愛を忘れたハードワーカー、人生に絶望して自殺を考えた人、みんなこれを観ろ。もう一度言う。観ろ。骨と皮だけになった遺体が山をなす穴に、またつぎつぎと死体が投げ込まれる……。髪で作った服、人間の脂肪で作られた石鹸。命のたいせつさが実感できるだろう。さらに衝撃的なのは「トイレ」である!こればかりは言葉にできない。あまりに汚くて。言葉にならない。映像を観てください。きっと…言葉にできない……ラーラーラー ララ〜ラーララーララーラララーラー(小田和正)
戦後、フランクルは「人生はどんな状況でも意味がある」と説き、生きがいを見つけられずに悩む人たちにメッセージを発し続けました。彼が残した言葉は、先が見えない不安の中に生きる今の私たちにとって、良き指針となるはずです。
収容所という絶望的な環境の中で希望を失わなかった人たちの姿から、人間の“生きる意味”とは何なのかを探ります。そして苦境に陥った時の“希望”の持ち方について考えていきます。名著14 フランクル『夜と霧』:100分 de 名著
フランクルの思想はいまを生きる思想であり、アドラー(嫌われる勇気)とも 通づる、普遍的な「祈り」を感じさせる思想である。「それでも人生にイエス」と言うのは金持ちのボンクラ息子でも言える軽いことばです。しかしフランクルは強制収容所で妻も子供も殺され命からがら絶望のなか終戦を迎えたのです。そのうえで「それでも人生にイエス」と言うのです。人生に絶望したら『夜と霧』を読んでみてください。じつは、ユーモアたっぷりで読みやすい本です。読んでも絶望が晴れないなら精神科に行きましょう。精神科やメンタルクリニックに入る勇気や、医者への相談の仕方には僕なりの細かいテクニックがあるのでいずれ書きますね。薬もすぐ処方してくれるでしょう。しかし薬だけでなく、人間の心の支えには本も必要です。
とにかく死ぬな、生きろ、精一杯いまを生きろ。人間いつ死ぬか分からん。
絶望に効く薬?ONE ON ONE?セレクション(1) (小学館文庫)
- 作者: 山田玲司
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/09/11
- メディア: Kindle版
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ナイフ初心者がオピネルのナイフを購入した
携帯用のナイフが欲しくなって、隊長に相談した。
隊長とは誰か。隊長の世を忍ぶ仮の姿はカメラマンであるが、本職は登山家である。嘘である。本職はカメラマン(撮影部)でぼくとは登山仲間である。昨年は一緒に富士登山をした。隊長は仕事で稼いだギャラをカッコいいアウトドアギアにつぎ込みまくる独身貴族である。羨ましい。G-SHOCKなんて30個持っているとか言っていた。趣味には金を惜しまない男はカッコいい、と思う。
山などのアウトドアでめしを食うのにどうしてもナイフは必要だ。インスタント品ばかりを食うわけにもいかない。生鮮食品はだいたいカットする必要がある。しかし少しでも荷物を軽くしたいアウトドアフィールドで、包丁を剥き身で持ち歩くわけにはいかない。なんせかさばるし。そこで隊長はオピネルというメーカーを薦めてくれた。コスパ重視ならオピネルであると。
(オピネル) OPINEL カーボン フォールディングナイフ #9
オピネル(OPINEL)はフランスのアウトドアナイフメーカー。
調理具屋でもあるらしいのでぼくのニーズにはぴったりだ。オピネルの9番は2000円前後でコスパも良いしよく切れるド定番なのだそうだ。AMAZONの最安値は¥1,987。おお、思っていたより安い。ナイフってなんとなく一万円超えそうなイメージだった。
どんなアウトドア用品店でも扱っているとのことだ。じゃあ行きつけの新宿のエルブレスで買おうと思っていたが、その前にモンベルストア新宿に寄った。モンベルストア渋谷には昨年クリスマスに行ってメリノウールを買った。その話はまた別の日に。ぼくの移動圏内だと新宿がありがたいので新宿モンベルストアも一度行ってみたかったのだ。登山リュックとかをなんとなく見てまわっていたら、ナイフコーナーが。そしたらモンベルストアでもオピネルを取り扱っていた。
持たせてもらったら、9番が手になじんだ。購入。少しでも安いのがよかったのでカーボンを買ったのだが、隊長いわく
オピネルはカーボンとステンレスがあってカーボンは安いけど錆びやすい。メンテしないのならちょっと高いけどステンレスをすすめる。隊長のはカーボンなので少し錆びてる。
ま、ぼくはナイフ初心者なので最安値のカーボンでいいです。未体験のものは最安値から入るに限る。
ベーコン切ってみたけどほんとによく切れる。
チキンも切り刻めた。
これでアウトドアでいろんな肉やら野菜やらを切り刻んじゃうぞ。
これはよい買い物をした。
AMAZONのレビューを読むとブレードを出すのが硬い、とのことだったがそんなことはなく非常にスムースに刃の出し入れができた。
ただし、刃渡りが8センチを越えているので街中での銃刀法違反と職質には注意が必要のようだ。
これはちょっとだけ高いステンレススチールモデル。
よし、これで肉切って焼いちゃうぞ。うへへ。
初登りは文珠山(365m)
登山が趣味である。月に1回くらい無性に山に行きたくなる。せわしない日常生活から抜け出して自然のなかに飛び込んで汗をかくとだいたいのストレスは吹っ飛ぶ。が、いちばんの魅力は山の上で食べる食事である。地上の3倍は旨くなる。
というわけでご近所の霊峰、文珠山(365m)に初登りに行ってきた。2年前もたしかここを初登りにしていたような・・・。今回は甥っ子(7)と母と一緒に行った。頂上からの眺めは良いし、登りやすいし、トイレもあるし、駐車場には水洗い場があってシューズの泥を落とすためのブラシまである至れり尽くせりな登山コースである。とうぜん、大人気だ。駐車場はすぐ埋まる。
山頂で飲むコーヒーはたとえインスタントでも至福の時間だ。我々はコーヒーという熱い液体をただ飲んでいるだけではないのだ。周囲の空気、環境、いっしょに飲む人、気温、太陽光、すべてを飲んでいるのだ。
この至福の時間のために好日山荘でアウトドアフード用品を揃えた。自分へのお年玉である。
イワタニ(Iwatani) カセットガス ジュニアバーナー CB-JRB-3 & カセットガス オレンジ CB-250S-OR
- 出版社/メーカー: イワタニ(Iwatani)
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バーナーは登山用の丸形スライム状のガス缶を使うタイプ(圧縮されて液体になった液化石油ガスが入っている)の「ガスカートリッジ」(通称OD缶・アウトドア用ボンベ)というものが主流なのだが、円柱型の「カセットボンベ」(通称CB缶)の方が安価で入手性も良いかなと思ったのでイワタニ製の「カセットガスジュニアバーナー」にした。カセットボンベの中身はLPG(液化ブタン)である。家庭で鍋とかによく使われるあれである。3本¥198とかで買える。実際使ってみたら火力も強いしコンパクトになるしケースも付いている。これはありがたい。イワタニは家庭用のカセットボンベを国内で初めて発売した会社のようだ。阪神大震災の際にカセットガスの規格の統一化も図られたようで、各社互換があるようだ。登山用の「ガスカートリッジ」には互換性はないようだ。ガスカートリッジとバーナーは同メーカーのもので揃えろ、とどこのブランドのサイトを見ても書いてある。他メーカーでも使える組み合わせもあるんだろうが推奨はされてないのだろう。ガスカートリッジの最安値は371円(110g)。カセットボンベは92円(250g)。コスパ良し。ちょいとかさばるのが難点か。
スノーピーク(snow peak) チタンシングルマグ 450 MG-043R
- 出版社/メーカー: スノーピーク(snow peak)
- 発売日: 2014/04/01
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マグはスノーピーク。保温性に優れたダブルは直火にかけられないのでチタンシングルに。
PRIMUS(プリムス) イージークック・ソロセットS P-CK-K102【日本正規品】
- 出版社/メーカー: PRIMUS(プリムス)
- 発売日: 2013/03/05
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クッカーもスノーピークにしようと思っていたが、高価なのと、持ち手にゴムが付いていて熱くなっても持ちやすそうなスウェーデンのPRIMUSにした。スノーピークのはハンドルの遊びがどうも気になった。PRIMUSのこれは価格も手頃。
スノーピーク(snow peak) チタン先割れスプーン SCT-004
- 出版社/メーカー: スノーピーク(snow peak)
- 発売日: 2012/03/12
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スプーン兼フォーク。
卵ケース。隠れたロングセラーらしい。このケースのまま湯に入れてゆで卵をつくれる。
これらはすべてスタッキングして収納可能。
アウトドアグッズを揃えるのは楽しいなあ。しかし法外に高いものもある。たとえば折り畳める座布団は100円ショップのやつで充分だったりする。今年もいろんな山に登りたい。富士山でコーヒーが飲みたい。
2016年の年末年始
今週のお題「年末年始の風景」
紅白歌合戦とガキの使いザッピングしながら年を越した。福井では長く雨が降り続いていた。行く年来る年で永平寺が映った。兄貴に明けましておめでとうと言った後でほろよい気分のなか外に出た。雨は止んでいた。満天の星が出迎えた。月明かりで応善寺に向かい、鐘つきをした。ボオーンという響きが近所を包んだ。手を合わせてお詣りをした。
近所の春日神社で初詣。神仏両方やっとく。春日神社は参拝客向けにお神酒とぜんざいをくばってくれる。旨し。
起床後、初映画。スティーブン・スピルバーグの『未知との遭遇』をBlu-rayで鑑賞する。町山さんの映画評で内容を知った気になっていたがじつは初見であった。SFというよりはミステリーだという印象。スピルバーグの映画はだいたい「なにかに取り憑かれた男」が主人公である。デビュー作『激突』、サメ退治に命をかける『ジョーズ』、宇宙人の侵略から家族を守る『宇宙戦争』、奴隷解放を使命と感じる『リンカーン』。『未知との遭遇』はUFOを目撃してしまったロイが家庭も仕事も顧みずにUFOの謎に取り憑かれてしまう。夢のある物語というよりは一種の狂気を描いている。ポテトを山の形に盛る。家族が止めるのも聞かず部屋いっぱいの山の模型を作ってしまう。ロイとともにUFOを目撃した主婦もついつい山の絵を描いてしまう。テレビでその山のことが報道される。その山とは毒ガスが漏れて立ち入り禁止になっているデビルズ・タワーであった。ロイ以外にもデビルズ・タワーに惹かれてやってきた人間も多数いる。この辺の展開はユングの集合的無意識を想起させて非常に興味深い。ゲームの『MOTHER』の元ネタもこれだろうな。最後、ロイはUFOに吸い込まれていく。本当に楽しそうな笑顔を浮かべて。UFOはメリーゴーラウンドのようにキラキラ光りながら宇宙空間へと去っていった……。物語とは「行って帰る」ことである。が、『未知との遭遇』は行ったまま帰ってこない。行ったまま帰ってこない映画はホラー映画と呼ばれる。少年らしい夢を叶える映画ではなく、「未知のもの」との遭遇を通じて決定的に人生が狂った男の悲劇を、幻想的に感動的に描いた映画だった。おっもしろかったなあ。
- 出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
- 発売日: 2015/12/25
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2015年を映画などで振り返る
旧作ベスト
- いまを生きる
- ぐるりのこと
- ビューティフルマインド
1はまず邦題が素晴らしい。原題は死せる詩人の会。鬱で自殺してしまったロビン・ウィリアムズのベストアクトはこれだと思う。2は劇場公開以来7年ぶりに見たらまったく感想が変わっていた。流産で鬱になる木村多江よりもリリー・フランキーが刻む時代との連動と「人、人、人……。」という達観に唸らされた。3の激動の人生に吃驚だが脚色も上手い。なんか心が弱った人が出てくる映画ばっか褒めてるなあ。
新作ベスト
ファンサービスに徹したかのようなSW ep7、劇中で3回は泣いた。おれはこんなにスターウォーズ好きだったのかと再認識。エンタメかくあるべしというか。ep9(2019年公開)まで死ねないな。マッドマックスもトライブも、エキセントリックで革命的だった。野火はもう心意気だけでも凄い。恋人たちは主人公の職業と立ちションがいい。縄文号は撮影4年編集3年つうのが凄すぎ。寝てる〜の優しさに涙。結婚ホラーのゴーン・ガールにエキセントリックなお馬鹿キングスマン、そしてもっともっといろんな人に見て欲しい森のカフェ。
予告編大賞
アメリカン・スナイパー
映画『アメリカン・スナイパー』予告編
撃つか、撃たないかー、ストーリーとキャラクターを緊迫感とともに見せきる秀逸な予告でした。本編もすごい。
スゴ本
完全版 水木しげる伝
原発と祈り
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学
脱資本主義宣言
嫌われる勇気
エアー2.0
悪貨
ガダラの豚
永遠も半ばを過ぎて
「水木しげる伝」と「嫌われる勇気」を読んでおけば絶望している暇なぞ無くなり生きる力がみなぎる。それくらい「効いた」2冊。エンタメ小説では「エアー2.0」「ガダラの豚」「悪貨」「永遠も半ばを過ぎて」の4冊が面白すぎた。
来年の目標
貯金
ミニマル
報告連絡相談
デモ田中組とアンチCGと映画制作の宗教性について
デモ田中組クランクアップ。
とにかく終始笑いの絶えない楽しい現場だった。ぼくは撮影助手 兼 ドライバー 兼 DIT という役割をやらせてもらった。サービス精神満タンのシナリオであったので間違いなく面白い映画になると思います。来年公開。
関係者の皆様本当にお疲れ様でした!
しかし、クランクアップしたという達成感があんまりない撮了であった。実景とか小物撮りを年明けに残しているからかと思ったがよくよく考えてみるとそうではない。
本作は「SF」なのである。SF映画はカネがかかるのが常識であるが本作には潤沢な予算などない。「B級感」というテイストで粗を味に変えねばならない。
で、撮影の諸々の進行の都合上、後で撮ったり、1週間前に撮ったものであったりいろんなものを「借りて」進行させねばならない。「見立て」が必要なのだ。CG合成した結果を脳内で合成し、モンタージュしながらバッラバラに撮っていかないといけない。これはなんとも想像力を酷使する仕事だ。同時に体力も使う。特撮の仕事をしているスタッフの方々には慣れたものなのかもしれないが、ぼくには未知の作業であった。つまるところ特撮だったりCG処理っていうのは仕上げの場でも映画作りをするということである。パソコンのデスクトップ上で映画を完成させるということだ。コンピューターによる映画作りで失われたのは集団による祭りの熱狂なのかもしれない。今作のクランクアップによる達成感の無さの原因はここらへんにあるような気がする。
ドライに「素材の撮影が完了した」というのが「クランクアップ」だとは思わない。クランクアップにはなにかまた別種の感慨がある。あるべきなのだ。それは一種の儀式性を伴う。
映画館は遊園地のようなものというよりも寺とか神社とかの祈りの場に近いものであるという風に思っている。ということは制作する側にも儀式性が大事だよなと思っている。もっというと宗教性が必要なんだと思う。本作は監督の強い要望により、シナリオを製本する予算を削ってまで、花園神社でのお祓いをした。なにごとも事故なしにクランクアップしてバラしまでつつがなく終えられたのはお祓いの甲斐あってのものなのだ。そうやってうまくやるというのが日本人的なソリューションなのだと内田樹も言っていた。
とくにSFは「そこにないもの」をつくらなければいけないジャンルである。ライムスター歌丸が年末のシネマランキングで世界的なアンチCGの流れがあると言っていた。「インターステラー」「マッドマックス 怒りのデスロード」「スターウォーズ フォースの覚醒」に共通するハリウッドのアンチCGの流れってきっと「現場主義」ということだと思う。CGでなんでもできちゃうんでしょ?そして世界から驚きが消えた。
「ポスプロでどうとでもなる主義」と「現場主義」の違いは儀式性とライブ性である。いまを生きるかどうか。ぼく個人は「ありものでなんとかする主義」である。あるものでなんとかするしかないんだよ。
というわけで来年はこの映画の仕上げである。ぼくはカラリストとしても雇われているので、 撮影の粗をとにかく最小に抑え、かつ作品に見合ったルックを発見しなければいけない。仕上げ予算がほとんどなくなっているだろうから合成なども手伝うことになるだろう。ありものでなんとかやろう。
病める時も健やかなる時も『森のカフェ』初日
本日、私が制作と編集を担当しました映画『森のカフェ』初日です。
ヒューマントラストシネマ渋谷にて13:40と19:30上映です。13:40の回は舞台挨拶付きです。
土日は13:40と19:30、平日は13:40と18:40上映になります。詳しくは劇場のホームページをご覧ください。
撮影〜編集したのはちょうど1年前。2014年の11月に8日間の撮影、2014年の12月にポストプロダクションをしました。かわいいコメディ映画ですから、現場ではコーヒーと笑顔を絶やさないように心配りしました。
しかし主演女優の若井久美子さんはコーヒーが飲めないので紅茶でくつろいでいただきました。(汗)
不思議な感触に包まれる映画だと思います。われわれの社会のちょっぴり外側を覗き見ることのできる体験が間違いなくそこにあると思います。
紅葉の森と音楽と出演者たちが美しくて可愛らしくて、ちょっぴり深〜いコーヒーのような映画であります。
ぜひ。