上映は終わり、そして俺はダレる
下北沢での「カササギの食卓」上映が終わった。予想よりか大分多くの人が来てくれてて、俳優の山崎画大さんが呼んでくれた人が半数くらいだったようだけど、2日間で合計40人来てくれた。本当に有り難い。
俺にとって一番うれしかったのは、精神科医の風野春樹さんが来てくれたこと。異食という病気は去年の秋くらいに、風野さんのホームページで最初に知った。これを映画化したらすごいことになる、と最初に思ったんだけど、まだ自分には早すぎるかな、と思ってしばらく寝かせておいて、今年の夏くらいに一気に脚本に仕上げて、撮った。
それでも、俺にはまだ早すぎたのかもしれない。
会場でアンケートみたいなのを取ったんだけど、中には好意的な意見もあったけど、まあ、だいたいが厳しい意見で、女のコが鉄を食べる理由が分からない、家から逃げ出さない理由がわからない、最後のアレは何なのか、と、?マークだらけだった。こっちとしては説明するとこはしてるつもりだったし、あえて説明しない部分もあったんだけど、そこらへんはやっぱり何の情報も無しに見るとスムースに物語に入っていけない原因を作ってしまうのかもしれない。そこらへん、冷静になって脚本を読み返す時間も持てなかったのが、失敗だったのかも。
風野さんは、丁寧な文章で、確かに、と思わせるご感想でした。一生大事に読ませて頂きます。
とにかく、会場に来てくださった方々、本当にどうもありがとうございました。俺は今から、ダレまくります。
今日の魂のライムは、アンケートのなかで俺が一番感動した文章で。
誰ひとりとしてちゃんと会話してない
人生ってクソだなぁーと思った。
みおわった後、悲しくもないし、怒りもない。
なにもない。
26才・男性