FilmMaker Ishikawa Shingo

「蘇りの恋」「カササギの食卓」「出発の時間」「あさごはん」などの映画監督、石川真吾のブログです。

言葉狩り

「えっとさあ イシカワくん。きみはこういう汚い言葉づかいしかできないの?」
「そうでしょうか。親切丁寧リスペスト溢れるしゃべりを心がけてるつもりですが」
「あ、きみじゃなくて。登場人物のしゃべり方ね」
「大変失礼いたしました。ええと汚いと申しますと‥‥具体的にはどのへんでしょう?」
「例えばこの吸血女。『あんたなんかより豚の肥溜の方が立派よ!このバイ菌の脳ナシの皮カムリ!!』‥‥なんて台詞さ。もうちょっとマイルドでも展開上問題ないよね?」
「あ ちょっと違いますね。正確にはこうです。ゲロ豚の肥溜めでオナってなバイ菌脳のド包茎が!」
「なんだと」
「あ、失礼しました。皮カムリでしたね。」
「うるさい!ほっとけよ!」
「あれおかしなことを仰る。ぼくは吸血女の台詞を復唱したまでです。仮性包茎の」
「きみね」
「は。失礼があったのならお詫びします。彼女のキャラクター上、こういったキツい表現も必要かなと思っただけですから。カントン包茎
「ぶっ殺すぞ」
「は。なるほど。それはシンプルで力強い台詞ですね。メモメモ‥‥。あ、すいません。ペンを1本、お貸し願えます?あ、ペン先をこっちに向けないで。剥けないで。」
「ははははは。きみはなかなか愉快な低脳のようだ。僕としたことがついカッときてしまった。でもきみ、これ以上調子に乗ると本気で怒るよ。さあ、議題に戻ろう。ええと、次はこの少年の台詞だ」
「あ、その少年は童貞で包茎なんですよ」
「脱げ」
「は?」
「てめえの汚い下半身を露出させろと命令している。お前が皮カムリじゃないのかどうか、じっくり見定めてやる。包茎ならこのペンを皮に刺す。ムケてたら尿道に刺す。見せなかったらケツに刺す。」

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