昨日のブログを書くために、ロベール・ブレッソン「シネマトグラフ覚書」を久しぶりに開いた。
- 作者: ロベール・ブレッソン,Robert Bresson,松浦寿輝
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そうは言っても、「シネマトグラフ覚書」が名著であることには変わりない。あらゆる創作の根幹に言及している、思わずメモをとりたくなる至言でいっぱい。以下、またしても引用で終わる芸のなさ。
美しい写真はいらない、美しい映像もいらない。必要欠くべからざる映像と写真があればよい。
人間の自然を、本性を、尊重すること。それを実際以上に露骨なものたらしめることなく。
セリフの洪水が映画を損なうということはない。セリフの量ではなく、種類が問題なのだ。
感情が事件を導くべきだ。その逆ではなく。