FilmMaker Ishikawa Shingo

「Hairs」「Food 2.0」「スティグマ-STIGMA-」「裸で汁を出すだけの簡単なお仕事です。」「ラジオスターの奇跡」「蘇りの恋」「カササギの食卓」「出発の時間」などの映画監督、石川真吾のブログです。

09年まとめ

2009年ベスト

1.ウォッチメンザック・スナイダー
2.SR サイタマノラッパー(入江悠)
3.イングロリアス・バスターズ(Q.タランティーノ

あの「レスラー」も「グラン・トリノ」も「アンヴィル!」「チェイサー」もランク外なんて、どんだけ今年は豊作なんだ。「スペル」なんてすンばらしい映画もありましたね。「ウォッチメン」はスゴすぎる原作を、ほぼ100%忠実に映画化(暴力と下ネタを増量して)、世界同時不況後の完璧なタイミングでの公開。「イングロ」は、映画的に正しければ歴史変えようが何しようがOK!アンバランスな劇作もまた良し。「サイタマノラッパー」は自主映画ながら文句なしに素晴らしいのでみんな観てください。来年また再公開されるみたいだし。

2009ワースト

1.サマーウォーズ
2.カムイ外伝
3.ディア・ドクター

1を褒める奴の気が知れん。2は完璧なスタッフキャストを揃えておいてなぜこの出来なのか問いつめたくなる。3こそが人間を描いた映画だなどと抜かす奴とは友達になれん。

ゼロ年代ベスト

1.スピード・レーサーウォシャウスキー兄弟)
2.回路(黒沢清
3.宇宙戦争(S.スピルバーグ
4.ウォッチメンザック・スナイダー
5.オトナ帝国の逆襲(原恵一
6.マルホランド・ドライブ(デヴィット・リンチ)
7.ミュンヘン(S.スピルバーグ
8.下妻物語中島哲也
9.BAMBI BONE(渋谷のりこ)
10.ある朝スゥプは(高橋泉, 廣末哲万)

RIP

バタリアン」が永久ベストワンのおれにとって、ダニーの死は本当にこたえた。宇宙に還ったか、ゾンビとなって蘇るか。Sci-Fi Screenwritterよ永遠なれ。

S85

ここ数年(911以降)のアメリカ映画の面白さがハンパないので、来年も楽しみな映画がたっぷりである。邦画の未来については・・・考えたくもない。絶望そのものだ。
来年からはどうもテン年代であるらしい。この呼び方は嫌いだけども。うまいこと言ってやったぜ感が特に。天然の時代なんて、イヤな時代が来るもんだよ。しょうがない、今から言っておいてやる。来年は昭和85年だ。ビッグピクチャー、ワンスモア。よいお年を。