2011年のベスト
2011年ベスト
1.X-MEN ファースト・ジェネレーション(マシュー・ヴォーン)
2.ブルーバレンタイン(デレク・シアンフランス)
3.ソーシャル・ネットワーク(D・フィンチャー)
4.監督失格(平野勝之)
5.見えないほどの遠くの空を(榎本憲男)
1は青春映画とスパイチーム映画とSFアクション映画と擬史ものを高次元にブレンドした悲劇であり、私の好きなものがこれでもかとブチこまれていてかつそれが見事なバランスなので文句なし続編が早く観たい。
2、こんな痛い映画はねえよ!
3世界最大のSNSは女にフラれてヤケになった男の悪ふざけによってつくられた、という身も蓋もないない事実がこんな見事な映画になるなんて。本編もすごいけど、本作の予告は予告編大賞。
4、こんなの一生に一本しか撮れない。
5、おっさんによる若者への説教映画。なんだけど監督は撮りたくて撮りたくてたまんなかったんだろう。その怨念が胸を打った。
ベストとは何か
5はじつは私がエディターである。よってこのベストは客観的なベストではない。だが客観的なベストに何の価値がある?世間一般のベストなんて興収ランキングとかIMDBにまかせておけばよい。2011年に劇場公開された新作を自費で鑑賞したものから選出した。よって自分が関わっていようと関係ない。劇場の暗闇で、私のたましいを揺るがしたものがベストである。
2011年ワースト
ワーストを選べるくらいの本数を観ていない。よって今年はなし。ひどい日本映画を批判したところで、なにかが健全になるのであればだが。
R.I.P.
東北の13,135人と、いろんな独裁者が亡くなった。被災地には3回行った。どこもひどかった。ジョブスという独裁者の死によってなにかが変化した。しかしその変化はまだよく見えない。我が家の愛犬サクラも死んだ。私のなかで犬といえばあいつだった。
分裂
私は分裂している。おれと私はいつか統合しなければいけないだろう。よいお年を。