森のカフェと10年来の仲間たちについて
「森のカフェ」の試写状をいろんな方に発送する作業をした。
ぼくの数少ない知り合いから、どうやったらこの映画のために有利に働くひとたちに届けることができるか、悩み抜きながら、10人に絞った。観にきてくれるといいが。
夜になり、川原康臣さんと熊谷まどかさんとゴールデン街のビッグリバーで飲む。
ふたりとも映画監督だ。僕との出会いはPFFアワード2005。もう10年もの付き合いになる、映画仲間たちだ。互いの映画を手伝いあったり、褒めあったり、けなしあったりしてきた。いろんな話をした。死のこと。ボケのこと。マッドマックスのこと。良かった映画と酷かった映画のこと。レビー小体型認知症のこと。結婚と離婚、喪の儀式をもつから人類は動物と分かれたんだという文化人類学的知識のこと。犬と猫は儚い家族であるからこそ美しいということ。彼らはこの先も一生付き合う仲間なんだろうと思った。