FilmMaker Ishikawa Shingo

「Hairs」「Food 2.0」「スティグマ-STIGMA-」「裸で汁を出すだけの簡単なお仕事です。」「ラジオスターの奇跡」「蘇りの恋」「カササギの食卓」「出発の時間」などの映画監督、石川真吾のブログです。

2015年を映画などで振り返る

旧作ベスト

  1. いまを生きる
  2. ぐるりのこと
  3. ビューティフルマインド

1はまず邦題が素晴らしい。原題は死せる詩人の会。鬱で自殺してしまったロビン・ウィリアムズのベストアクトはこれだと思う。2は劇場公開以来7年ぶりに見たらまったく感想が変わっていた。流産で鬱になる木村多江よりもリリー・フランキーが刻む時代との連動と「人、人、人……。」という達観に唸らされた。3の激動の人生に吃驚だが脚色も上手い。なんか心が弱った人が出てくる映画ばっか褒めてるなあ。

新作ベスト

  1. スターウォーズ フォースの覚醒
  2. ザ・トライブ
  3. マッドマックス 怒りのデスロード
  4. 野火
  5. 恋人たち
  6. 縄文号とパクール号の航海
  7. 寝てるときだけ、あいしてる。
  8. ゴーン・ガール
  9. 森のカフェ
  10. キングスマン

ファンサービスに徹したかのようなSW ep7、劇中で3回は泣いた。おれはこんなにスターウォーズ好きだったのかと再認識。エンタメかくあるべしというか。ep9(2019年公開)まで死ねないな。マッドマックスもトライブも、エキセントリックで革命的だった。野火はもう心意気だけでも凄い。恋人たちは主人公の職業と立ちションがいい。縄文号は撮影4年編集3年つうのが凄すぎ。寝てる〜の優しさに涙。結婚ホラーのゴーン・ガールにエキセントリックなお馬鹿キングスマン、そしてもっともっといろんな人に見て欲しい森のカフェ。

エンドロール賞

バクマン

わたくしジャンプを毎週、7年間ほど買ってた時期があるのです。コミックの背表紙をモチーフにしたエンドロールは感涙ものでした。よってエンドロール賞!

予告編大賞

アメリカン・スナイパー

映画『アメリカン・スナイパー』予告編
撃つか、撃たないかー、ストーリーとキャラクターを緊迫感とともに見せきる秀逸な予告でした。本編もすごい。

R.I.P

水木しげる
野坂昭如
岩田聡
ベン・E・キング
萩原流行
原節子

水木しげるセンセの漫画と人生に深く影響を受けました。合掌。逝去の翌日深大寺に詣ってきました。

スゴ本

完全版 水木しげる
完全版水木しげる伝 文庫 全3巻 完結セット (講談社漫画文庫)
原発と祈り
価値観再生道場 原発と祈り<価値観再生道場> (ダ・ヴィンチブックス)
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学
炭水化物が人類を滅ぼす 糖質制限からみた生命の科学 (光文社新書)
脱資本主義宣言
脱資本主義宣言―グローバル経済が蝕む暮らし
嫌われる勇気
嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え
エアー2.0
エアー2.0
悪貨
悪貨 (講談社文庫)
ガダラの豚
中島らも『ガダラの豚』全3巻セット (集英社文庫)
永遠も半ばを過ぎて
永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)


水木しげる伝」と「嫌われる勇気」を読んでおけば絶望している暇なぞ無くなり生きる力がみなぎる。それくらい「効いた」2冊。エンタメ小説では「エアー2.0」「ガダラの豚」「悪貨」「永遠も半ばを過ぎて」の4冊が面白すぎた。

来年の目標

貯金
ミニマル
報告連絡相談

フィルムメイカー イシカワシンゴ

今年は就職してあちこち出張したり離職して地元に引っ越したり東京に出稼ぎしたりでいろんな屋根に寝た。旅するフィルムメーカーということだ。来年もいろんな屋根で寝たい。