金と筋肉男と
編集の参考にと、「ラルジャン」をちょっと見てみようと思ったのだが、結局全部見てしまった。
やっぱり凄い。メチャクチャ凄い。カットの長さ、演技、台詞回し、カメラワーク、照明、すべてにおいてまったく無駄がない。その前にテレビでやってた「ターミネーター2」を見ていたから尚更そう感じたのかもしれない。
「ターミネーター2」は小学3年くらいにビデオで初めて見て、興奮して何度も見た。松島っていう友達が映画の公開日に「トータル・リコール」を見せてくれて、ターミネーター2はこれより面白いだろって言ってた思い出がある。結局俺は映画館には行けず、その一年後くらいにビデオで見た。そんとき、映画っておもしれーな、って思った。
まだ「悪魔のいけにえ」も「時計仕掛けのオレンジ」も見てなかった時のハナシだ。
中学、高校と行くにつれ、だんだんと見る映画の嗜好が変わってきて、大学まできてラルジャンなんて映画を見るようになった訳だけれども、ターミネーター2はターミネーター2で面白く、ラルジャンはラルジャンで面白い。美大に入ったばっかでトンがってた頃はターミネーター2なんて映画は絶対否定してただろう。そう考えると、俺もすこしは余裕が出てきたなと思う。
「雑多なものの寄せ集めで出来ているXの映画の魅力。」