FilmMaker Ishikawa Shingo

「蘇りの恋」「カササギの食卓」「出発の時間」「あさごはん」などの映画監督、石川真吾のブログです。

俳優の泉光典さんと三崎港に釣りに行った。

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拙作「蘇りの恋」「出発の時間」主演の泉光典さんに釣りに誘われたのでお供した。ぼくは釣りをするのは小学校以来……だから20年ぶりくらいだ。そういえば小学校のときの愛読書は「釣りキチ三平」と「釣りバカ日誌」であった。福井にはいもしない幻の魚を夢見、サラリーマンの悲哀と釣りの開放感を感じていたような気がする。マセたガキだ(笑)。

 

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 天気は曇りのち晴れ。三崎港の堤防ではあまり釣れなかったので、午後は城ヶ島の入江にポイントを移動する。こちらではグイグイ釣れた。

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今週のお題「一番古い記憶」

小学生の頃か、親父も兄も釣り好きだったのでよくお供した。うちの親父は、いまでも毎年夏になると鮎釣りをして、大漁の鮎を親戚の寿司屋に卸して小銭を稼ぐくらいの釣り好きである。僕が小学生の頃、兄貴は近所の川で、でっかい鯉を釣りあげた。大きさは、小学校高学年の身長くらいは優にある、モンスターサイズの鯉だった。ちいさい町内がモンスター鯉の話題でざわついた。けっきょく、その鯉はお寺の池に引き取ってもらうことになった。兄貴は誇らしげだった。弟である僕も誇らしかった。見学していただけだが。あの足羽川も、いまは整備されてしまって天然の鯉などが住める場所ではなくなっている。

まあそんな大昔のことを思い出しながら20年ぶりの釣りを楽しんだ。大海にちっぽけな人間が、しなる竿とか細い糸で魚と対話する。魚影を意識して糸を垂れる。自然は無言で、魚は寡黙である。魚は餌泥棒だ。魚が餌をつっつく僅かな反応に神経を集中させる。食えない魚、針を奥まで飲み込んだ魚は解剖して捨てる。トンビが波辺に浮かぶ死んだ魚をひょいと食べる。堤防に落ちたコマセは満潮の波とフナムシが始末する。蝉は夏の終わりなど気にせず鳴き続け、潮騒は止むことない。泉さんは機材も経験もたっぷりあり、いろいろ手ほどきをいただく。僕はけっきょく3匹だけ釣り上げることができた。波音に耳を傾けて釣り糸を垂らして大海をぼおっと眺めるのもいいのだが、釣れるとやはりうれしい。釣り上げた瞬間は、泉さんいわく「生命の手触り」を釣っているから楽しいのだそうだ。

帰郷して泉光典宅で晩餐。泉さんは元イタリアンシェフなので料理がバツグンにうまい。その後近所にすむ村松英治監督も遊びに来る。東京最後の夏のいい思い出ができた。釣りは地元でもやろう。親父の釣りグッズを借りて、生命の手触りと対話しよう。

  
【釣果】
15匹くらい
 
【持ち帰り】

ベラ2匹

ハオコゼ1匹
 
【晩餐、料理・泉光典】
タコの食べるラー油和え
イナダのナメロウ
ピーマンのナンプラーゴマ油炒め 鰹節かけ
三崎で釣ったベラの塩焼き
つけ麺(村松英治監督のお手製)

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