FilmMaker Ishikawa Shingo

「蘇りの恋」「カササギの食卓」「出発の時間」「あさごはん」などの映画監督、石川真吾のブログです。

『川越街道』K's cinema上映に寄せて

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本日より私がラインプロデューサーを務めました映画『川越街道』がで公開となります。ただ、愛されたい人々の群像ロードムービーです。連日18:35、新宿K's cinemaにて五日間限定の公開です。ぜひご来場ください。

 


岡太地監督『川越街道』 特報

なぜ今回の作品に参加したのか

『川越街道』の監督である岡太地は10年来の友人で、2005年のPFFで出会った。以来、互いの現場を手伝いあったり、仕事を振り合ったり、酒を飲んだりしている。そんな彼が10年ぶりに長編映画をやるというので手伝ってくれと頼まれたら断るわけにはいかない。どんな役職でかかわるかはその時点では決まっていなかった。

 

ラインプロデューサー

けっきょく僕がやったのは予算とスケジュールの管理がメインで、プロデューサーの補佐であり現場担当のラインプロデューサーという役職。制作部演出部より立場が上。5月に川越市や街道沿いをシナハンし、プロット作成にかかってきたあたりで僕は予算とスケジュールを管理しないといけないなと思うようになる。プロット作成は難航し、シナリオ執筆はさらに難航した。僕は7,8月は富士山の山小屋で働いていたので高度3000メートルで初稿を読んだ。この予算で撮れるわけがない。

 

ワークショップ映画とクラウドファンディング

ENBUゼミナール主催シネマプロジェクトに参加する俳優は、一定金額をENBUにおさめる。合計24人。岡組に割り振られたのは12人の俳優(の卵といっても失礼ではるまい)と、○○万円の制作費であった。映画製作でコストカットするのは非常に簡単で、ハコと出演者を減らせばよいのだ。場所(ハコ)は増えれば増えるだけ、交渉の手間、移動の手間、金額の多寡が増大し、仕事量を増やし、予算を圧迫する。『川越街道』はロードムービーのため、ハコも登場人物も膨大なシナリオになっていた。なるべく味をそこなわぬよう、そしてメインプロットを骨太にするように改稿していってもらった。それでも予算は足りない。そこでクラウドファンディングのMotion Galleryで小口出資を募り、50名、約80万円の支援金が集まった。

 

撮影開始、でも予算もスケジュールも超過する

 撮影は楽しかった。順調だった。がしかし予算もスケジュールも超過した。ポストプロダクションも順調にいき、いい映画になった。初号のスタッフキャストの素直な反応で手ごたえを感じた。ただ、私の仕事ぶりは落第だった。今日、劇場の扉が開く。これで観客からの反応が悪かったらかなりつらいなあ。ほぼ初めてのスタッフ、キャスト、映画業界の大先輩たちと絡めた。人間関係的にはいろいろ得るものがあったけど失うものもあったなあ・・・(自腹いっぱい切っちゃったし)楽しかったなあ。また映画やりたいなあ。皆さんが観てくれると次につながるのかもしれません。

「映画は、スクリーンと観客のあいだに現れる幻のような芸術である。観客が観なければ完成とは言えない」

 

川越街道 : 作品情報 - 映画.com

解説

ぴあフィルムフェスティバル2005で準グランプリを受賞した「トロイの欲情」などで知られる岡太地監督が手がけた長編作品で、40歳の引きこもり男が、母親を探して埼玉県川越市から東京池袋を結ぶ川越街道を旅し、その過程で様々な人と出会う様を描いた。川越市の一軒家で引きこもり生活を続け、酒とゲームに溺れていた40歳のサトシ。しかし、ある日、ずっと面倒を見てくれていた母親が家出してしまったことから、サトシは母の足取りを追って外の世界に足を踏み出す。埼玉県川越市から東京の池袋まで続く道を進むサトシは、怯えながらも様々な人との出会いを繰り返していく。映画専門学校「ENBUゼミナール」のワークショップ「シネマプロジェクト」の第6弾作品として製作された。

シネマプロジェクト第6弾 | ケイズシネマ

 

CINEMA PROJECT | ENBUゼミナールによる劇場映画製作俳優ワークショップ企画

 

ただ、愛されたい。
10年引きこもっていた40歳のサトシの面倒を見てくれていた母親が、突然家出した。その足取りを追って、埼玉県川越市から東京の池袋まで続く道を進む彼は、怯えながらも他人との出会いを繰り返していく。
倉庫で働き始めた園子は男に踏みにじられるが、ある女性に出会い、救いを求める。騒音を立てるアクション女優と小説書きの男は狭いアパートで愛しあい続ける。サトシが立ち寄るバイク店にいる店主と店員はお互いに言いたいことを言えない様子。生きる意味を語る池袋詩人とその恋人。そして旧知の男を見かけたサトシは、その男の背中を追っていく。

監督・脚本・編集:岡 太地
出演:金子岳憲 小西 麗 末延ゆうひ 金田侑生 古賀勇希 さほ 川島信義 南部映次 青坂 匡 小畑はづき 桑名 悠 笹原万容 横須賀一巧 川瀬陽太
撮影:平野晋吾|照明:小川大介|録音:岸川達也|スタイリスト:藪野麻矢|ヘアメイク:須見有樹子|助監督:平波 亘|制作:猫目はち|音楽:小野川浩幸|ラインプロデューサー:石川真吾|プロデューサー:市橋浩治|企画・製作:ENBUゼミナール
107min|カラー|スタンダード|Blu-ray|2016

≪シネマプロジェクト第6弾・イベント上映≫

【上映日】2016年11月26日(土)~30日(水) 合計5日間
【上映時間】18:35~
【上映劇場】新宿K’s cinema
【料金】一般¥1,500 前売・学生¥1,200 シニア¥1,000 リピーター割引¥1,000

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